2019年の新春
  皆様健やかにお過ごしされたことと推察いたします。
 番頭は年末に東京で研究会があり、そのまま正月を関東で過ごしました。
 インターネットでは、不登校が、急増しているというニュースが目を引きます。2010年前後に多くなり今日まで続いています。その真偽のほどはわかりません。
これから、研究がどこまで進展しているかに注目して見ていきたいと思っています。わかったことをブログでお伝えしていきます。
大学生の不登校が増えているという記事、論文も増えてきました。大学生の心理的傾向と不登校の関係は話題になりやすいテーマですね。大学生の発達障害と不登校の関係の研究はまだ多くはありません。
「大学生の発達障害の特性と不登校傾向の関連」という論文がありました(高田純他、広島大学保健管理センター研究論文集31巻2015年、27-33)。
大学の先生に対する質問紙調査なので、どれほど信憑性があるかは不明です。分析対象は284名、「不注意」が「登校回避行動」に、「不安・抑うつ」「不注意」が「登校回避感情」に影響していることが示唆された、ということです。「行動」と「感情」を区別することなど論文的だなあと感じますね。「自己管理能力」に注目することが有効だとも言われています。質問紙調査なので実態とはどう関係するのかは明らかではありません。
ホームページでもう少し詳しく内容を紹介します。
(1月6日 キッズカレッジ番頭)